こんにちは!マクドナルドでマネージャーをしている、おのむらです。
マクドナルドの商品は基本カロリーが高いので
せめてドリンクだけでも!とコカ・コーラゼロを頼まれるお客さんが多いです。
この記事では
- コカ・コーラゼロは太るの?太らないの?
- たくさん飲んで健康的には大丈夫?
ということについて詳しく解説していきます。
1.コーラゼロはカロリーと糖質がゼロなのに太る??
結論から言います。
コカ・コーラゼロでは太りません!しかし太る原因になります!
理由は、含まれる人工甘味料が過食を促すという報告があるからです。
これにはインスリンというホルモンが関係しています。簡単に説明します。
インスリンとは血糖値が上がった時に血糖値を正常な値まで戻すホルモンです。
もしコーラで糖類をとったら血糖値は上がりインスリンは分泌されます。
ゼロコーラは人工甘味料なので血糖値は上がらずインスリンが分泌されないはずですよね。
しかし食事時にゼロコーラを飲むとインスリンの分泌量が20%上がるんです。
これはすっぱいものを見たらよだれが出るのと同じ現象で、
甘いものを摂ると糖類でなくてもインスリンが生成されてしまいます。
すると血糖値は変わらないのに、インスリンの分泌量が過剰になります。
結果として「食事から糖分をとって血糖値をあげてくれ」という命令が脳からなされます。
したがって、ゼロコーラを飲むほどたくさん食事をしたくなってしまいます。
ゼロコーラでは太らなくても、他の食べ物をたくさん食べてしまえば本末転倒です。
よって太らないからと言って、ゼロコーラを常飲することはおすすめできないと言えます。
また、ゼロコーラは健康面でも問題を抱えています。
2.コーラゼロは糖質ゼロなのになんで甘い?
コーラがカロリーや糖質の面から健康に悪いことはよく知られていますよね。
ではカロリーも糖質もゼロのコカ・コーラゼロはどうなのでしょう?
それぞれの違いは、
コーラは果糖ブドウ糖液糖と砂糖という糖類で甘くしているのに対し
コーラゼロではスクラロースとアセスルファムKという人工甘味料で甘くしているところです。
この人工甘味料が強烈な甘みを出すため、コーラゼロは糖質ゼロなのに甘くなっています。
しかしこの人工甘味料によって、コーラゼロにはコーラと違った体の悪さがあると言われています。
人工甘味料はどのように体に悪いのでしょうか?
3.コーラゼロの甘味料とは?体に悪い?
これらが主な人工甘味料です。
- スクラロース
- アセスルファムK
- アスパルテーム
- サッカリン
これらの特徴は以下になります。
・「砂糖の数百倍の甘味があること」
・「カロリーがほぼゼロであること」
人間は人工甘味料を消化する消化酵素を持っていないことが、カロリーゼロの原因です。
コーラとの味の違いがそれほどなく、カロリーゼロなのはすごいですね!
しかし、人工甘味料は下記の悪影響を及ぼすと言われています。
- 中毒性があり、味覚障害を引き起こす。
- 精神疾患、血管系疾患の発症リスクが高まる恐れがある。
これらについてざっくり解説していきます。
・中毒性と味覚障害について
この悪影響は毎日飲んでいたらという条件付きです。
人工甘味料の強烈な甘みに舌が慣れてしまうと、自然な甘みを感じにくくなってしまいます。
また神経の快楽中枢に影響し、中毒を招くことも分かっています。
2007年のマウスを用いた実験では、
人工甘味料のサッカリンは麻薬のコカインよりも中毒性が高いという報告がなされました。
・精神疾患、血管系疾患について
こちらは発症リスクが高まる「恐れ」があります。
なぜ「恐れがある」でとどまっているのかと言うと
人工甘味料はここ百年前後に開発された新生で、あまりにデータが少ないのです。
だから
「データが少ないうちにコーラゼロが普及してしまった」
「データは少ないが様々な悪影響がある」
といった専門家のコカ・コーラゼロを批判する意見がある一方、
「少ないデータで信憑性がないよ」
「何年も毎日飲んでるけど体に影響はない」
といった企業や一般人のコカ・コーラゼロを擁護する意見があります。
なので病気の発症リスクは高まる「恐れがある」でとどまっています。
ちなみにアメリカのニューヨーク・タイムズによると、
トランプ大統領は1日に12本のペースでゼロコーラを飲んでいるそうです(笑)
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にもう一度まとめておきます。
- コーラゼロは人工甘味料で甘みを出している!
- 体への悪影響に関してはデータが少なすぎて確証を得られない!
- ダイエット中に飲むと逆に過食になる可能性がある!
- トランプ大統領は1日12本のペースでコカ・コーラゼロを飲む!
個人的にはコカ・コーラゼロはおいしいですし、たまに飲む分にはよいかなと思っています。
カロリーはゼロですが毎日飲むのが習慣になっているという人は、
病気の発症リスクが高まる恐れがあるということを踏まえて少し減らすことをおすすめします。
何事もやりすぎはよくないということで、健康においしくいただけるといいですね(^^)